業務の移り変わり

ホームヘルパーとは訪問介護員のことを言い、介護が必要な(介護保険の認定を受け、要介護・要支援となった)人の自宅を訪問し、介護をする仕事です。ホームヘルパーという仕事が始まった当初は、掃除、洗濯、料理などのスキルがあれば働くことができましたが、最近では自宅で最期を迎えたいと思われる人や、老人ホームなどの施設に入ることができない人も増え、介護の知識やスキルが必要になってきました。

高齢化に伴い、要介護の認定を受けている利用者の割合が急速に進んでおり、高度な知識や技術が要求されてきています。痰の吸引や糖尿病や心臓病食などの特別な調理に関する知識やスキルも必になってきているのです。
ですが、心身が衰えた状態で住み慣れた自宅を離れ、環境をガラリと変えて施設に入らなければならない人を思えば、最期まで自宅での生活を支えることができるということはとてもやりがいがある仕事だと思えます。

ホームヘルパーの行うサポートは詳細に決められています。困っている利用者のために、例えば犬の散歩や花の水やりなど、何から何までお世話できるわけではありません。ケアプランが作成されているので、それに従ってサポートする仕事です。
もらえる給料は、サポート内容が生活援助なのか、身体介護なのかによって大きく違います。生活援助は家事全般です。事業所や地域によって異なりますが、給料は1時間1000円~1300円ほどです。身体介護は利用者さんの身体に触れるケアのことをいいます。1時間1300円~2000円ほどが相場と言われています。都会では3000円を超えるところが出てきているそうです。